研究開発

Research & Development

当社R&Dのアプローチ

はなびらたけは2002年頃から人工栽培が開始され、近年では、他キノコと同様に安定的に大量生産する技術が確立されています。また、はなびらたけの機能性についてもあらゆる研究が実施され、学会や学術論文などを通じて報告されています。ただし、はなびらたけの生産技術や機能性研究には、その「質」や「量」共に未開拓な部分があることも事実です。当社ははなびらたけの更なる付加価値を探求するため、独自の研究開発方針として、具体的には以下のカテゴライズに沿って取り組んでいます。

Category 1
安全・安心
自社はなびらたけの安全性を検査し、皆さまに安心感を抱いていただくために。
専門機関による安全性試験
定期的な検査体制の確立
Category 2
安価・安定
どうしたらより良いはなびらたけを安定的に生産できるのか。
顧問(農学博士)との種菌・培地・栽培スキーム研究
Category 3
健康・商品
はなびらたけの機能性について、その潜在能力を科学的に見える化。
臨床試験によるエビデンス取得
魅力的は商品企画・開発

これらのカテゴリーに対する当社の具体的取り組み状況は以下のとおりとなります。

Category 1 安全・安心

3つのカテゴリーの中でも、特に「安心・安全」は食品を販売の上では最低限の必須事項と考えており、当社生産はなびらたけに対して以下の調査・分析を実施しています。

口にするものだからこそ、安全性を
はなびらたけは生鮮食品としても長年食されてきた歴史があり、その時点で食品として一定の安全性は担保されています。一方で、サプリメントに利用しているのは生鮮はなびらたけを乾燥し、様々な成分をギュッと凝縮したもの。だからこそ、より厳格な品質管理が求められます。当社では、具体的に以下の検査・試験を実施しています。

復帰突然
変異試験
復帰突然変異試験
セシウム
137
セシウム
134
ヨウ素
131
基準値以下
残留農薬
検査
残留農薬検査
ポジティブリスト制度に基づき、農薬400種項目に対して検査を実施
全項非検出
単回経口
投与毒性試験
単回経口投与毒性試験
GLP適合施設にてラット5匹を用いて2,000mg/kgの投与14日間観察
異常なし
複数回経口
投与毒性試験
複数回経口投与毒性試験
ラットを用いて1,000mg/kg/日の投与を8週、14週の2群で反復投与
異常なし
復帰突然
変異試験
復帰突然変異試験
遺伝子突然変異誘発性の有無を調べるため、細菌試験をGLP適合施設にて実施
陰性

Category 2 安価・安定

はなびらたけはとてもデリケートで、栽培が困難なキノコといわれます。そのため、国内における人工栽培量も未だ限定的で、安定供給力や流通量に限りがあるのが実情です。当社の目標は、より広い方々へはなびらたけを知っていただき、健康維持のため取り入れていただくこととしています。そのためには安定的な供給の実現、及び生産量の拡大と、さらに服用を簡単にするサプリメントまでの開発が必要になるのです。技術支援として創業初期より米山 誠 農学博士を顧問に迎え、生産方法や研究活動を行っています。

Category 3 健康・商品

サプリメント業界における新たな取り組みとして、当社生産はなびらたけを主原料とした医薬品と同等基準での臨床試験を実施しました。これまで健康食品における科学的根拠の確立は、主に基礎実験等が主でした。しかしながら、最終的にヒトが経口摂取した上での機能性や有害事象を検証しなくては明確な機能性や安全性を証明できません。これらを証明する上で、臨床試験が必要であり、そのものの信頼性担保、即ち「質」にウェイトを置く必要がありました。当社が実施した具体的な臨床試験内容、及び結果概要につきましては、以下をご参照ください。